集合住宅を購入すると毎月、管理組合に「管理費」「修繕積立金」を支払う必要があります。これは、建物の維持管理のための重要な資金になりますが、「管理費滞納トラブル」は多くの分譲マンションで抱えている問題です。また少数ですがコーポラティブハウスでも滞納トラブルを抱えているケースが見受けられます。
「管理費」「修繕積立金」滞納の原因は？
一般的に「管理費」や「修繕積立金」を滞納する原因として、「経済的問題」や「管理会社」「管理組合」に対する不満、「支払いを忘れた」といったケースがあげられます。
滞納の原因
- 経済的問題
- 管理会社への不満
- 管理組合への不満
- 支払いを忘れた
コーポラティブハウスに限っていえば、管理費の支払いを毎月、管理組合の口座に振り込む仕組みが一般的なため、支払いが面倒、忘れたといったことが滞納の原因としては最も多いようです。
管理会社が会計業務をおこなっている場合には、滞納者に対して管理会社が初期の督促業務をおこなってくれるのでまだ良いのですが、自主管理の場合には理事や監事が自ら滞納者に督促をしなくてはなりません。
コーポラだとかえって督促しにくい
「滞納者」や「ルール違反者」が発生した場合には、コーポラティブハウスのようにコミュニティが濃厚であるが故にことがかえって言い出しづらいといった側面もあります。
普段、仲良くしている方に対して「お金を支払って！！」と強く言うのは難しいことです。しかし、コーポラティブハウスの場合には、戸数が少ないことが多いので一世帯でも滞納を許してしまうと管理組合の資金計画に支障が生じてしまいます。
滞納が発生した場合には初期対応が重要
いずれにしても、滞納額が増加するにつれて回収が難しくなる傾向があるので滞納者が現れた場合には、住人間で良く話し合って早急に対応するように心がける必要があります。
仮に、滞納が続く場合には弁護士等の専門家に相談の上、裁判等を検討しなくてはなりません。