コーポラティブハウスの維持管理のお悩みに答えてくれる「専門家」や「会社」はどこ?

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コーポラティブハウスの維持管理に関する「お悩み」がある場合には、外部の専門家を検討しよう。特に自主管理の場合には管理会社がいないため頼る先がありません。また管理会社に業務委託している場合でも営利目的の管理会社に全てお任せるのも問題があります。ここではコーポラティブハウスのお悩みを相談できる「専門家」「会社」について考えていきます。

【無料】行政主催の「無料相談会」等を活用

【無料】行政主催の「無料相談会」等を活用

コーポラティブハウスの維持管理に関するお悩みがある時には、まずインターネット等を通して情報収集をするのが一般的です。

しかしコーポラティブハウスの維持管理に関する情報量は限られており、必ずしも役に立つ情報を得られるとは限りません。そこで、専門家への相談を検討することになりますが費用負担の心配があります。

無償での相談を希望するのであれば、お住まいの地域によって行政主催の「無料相談会」「セミナー」などが開催されている場合があります。

時間的な余裕があるのであれば、こうした制度を活用するのも良い方法です。また自治体によっては管理組合に対して「無料で専門家を派遣する制度」などを利用できる場合があるので区役所等に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

ただし、こうした制度を利用した場合のデメリットとしてあげられるのが、継続した支援を受けられないため長期的なサポートは期待できないことです。

また、コーポラティブハウスは一般的な分譲マンションとは事情が異なるため、専門家側にもノウハウが少なく十分なアドバイスを受けられない可能性もあります。

【有料】「マンション管理士」「建築士」等の専門家に相談

【有料】「マンション管理士」「建築士」等の専門家に相談

長期的で専門的なアドバイスがほしい場合にはその悩みに応じて「マンション管理士」や「建築士」などの専門家のサポートを受けることをおすすめします。

コーポラティブハウスでの不満として多くあがる「管理会社の働きが悪い」といったお悩みについては、当然、管理会社に相談に乗ってもらうことはできませんから、こうした場合には専門家にアドバイスを求めましょう。

1.ソフト面でのお悩みはマンション管理士

「管理会社への不満」や「管理組合の運営」「管理規約」などソフト面のお悩みがある場合にはマンション管理士が適任です。インターネット等で「マンション管理士事務所」を探すことができます。

2.ハード面でのお悩みは建築士・設計事務所

大規模修繕工事など「ハード面」のお悩みの場合には、建築士や設計事務所などを検討される場合が多いようです。

しかし、一般的にコーポラティブハウスなどの小規模集合住宅の大規模修繕工事となると、設計事務所にサポートをお願いすると。その報酬額が負担になるのが難点です。

費用を安価に抑えたいのであれば、マンション管理士などの個人のコンサルタントに依頼した方が良いでしょう。