■ コーポラティブハウス完成までのリスク
コーポラティブハウスは新しい住まい方の方法として、そのメリットが強調されてきました。例えば「価格の安さ」であったり「コミュニティがしっかりしている」と言ったことです。しかしコーポラティブハウスは完成するまで長期間を要する一大事業であり、その過程の中では「設計変更」を余儀なくされたり「地震」や「コロナウイルス」といった外的要因にも大きく影響を受けます。こうした問題には建設組合で対処していきますが意見の対立から参加者同士のトラブルが生じることもあります。
■ 価値観や生活スタイルの違う人々が共に暮らすからトラブルも多い
建物完成後に目を向けてみると、世間一般的には、コーポラティブハウスは完成する前にコミュニティが形成されているからトラブルが少ないと言われています。確かに建物を建てる段階で多くの議論を重ねてきていることから建物が完成した当初はコミュニケーションがしっかり取れているということでトラブルが起こりにくい傾向があります。しかし元々コーポラティブハウスに暮らす方々は「こだわりが強い性格の持ち主が多い」ためそのことが原因で意見の対立からトラブルに発展することもあります。