■ コーポラティブハウスの大規模修繕工事とは?
コーポラティブハウスで行われる様々な修繕工事のうち、多額の費用が掛かったり、足場を組んで行う工事のことを大規模修繕工事と呼んでいます。長期修繕計画に組み込まれている工事のうち対象となる「箇所」や「設備」によって工事が必要となる周期は異なります。出来る限り足場を組まなければならない作業については同時に行うことをお勧めします。足場の設置費用は思いの他、高額になることや足場がある間は「住民の皆様の暮らしに制限」があるので、できる限りまとめておこなった方が効率が良いからです。
■ コーポラティブハウスならでの工事の難しさ
コーポラティブハウス特有の問題としては、コーポラティブハウスは「小規模」であることや、通常の分譲マンションのようなある程度定型の「構造」や「意匠」というものがないことから、どのように進めて誰に頼んだら良いのかはっきりしないことです。
■ 大規模修繕工事の大まかな進め方
- STEP.1 準備
- STEP.2 工事実施
- STEP.3 工事完了
- STEP.4 アフター
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コーポラティブハウスはすべての建物に個性があって管理組合の考え方もそれぞれ違ってきます。ですから、コーポラティブハウスの大規模修繕工事の「進め方」や「やり方」はそれぞれのコーポラティブハウスで違ってくるのは当然です。従って工事にあたっては自分たちのコーポラティブハウスでどうするべきなのかその全体の考え方をまとめていくことがまず初めのステップになります。
しかし現実には、全体工事費用を全て補うだけの修繕積立金が潤沢なコーポラティブハウスはほとんどありません。したがって緊急性の高い工事項目ごとに工事を進めていったり、場合によっては借入を行って一気に工事を終わらせてしまおうという管理組合もあるでしょう。いずれにしても大規模修繕工事を進めていくプロセスにおいてはあらゆる角度から検討をおこなって自分のコーポラティブハウスに適した大規模修繕工事をおこなっていくことが大切です。
ここでは、コーポラティブハウスの大規模修繕工事のおすすめの「進め方」や「特有に問題」について考えていきます。