特に「テラスハウスタイプ」のコーポラティブハウスによく見られる問題として「管理組合」の郵便受けがないことがあげられます。外部から見ればその建物が「区分所有建物」なのか「賃貸向けの建物」であるのかを簡単に見分けることはできません。したがって「管理組合宛」に何らかの用事があっても、管理組合の「郵便受け」や「連絡先」がわからなければ、連絡窓口が見つからずに連絡を取ることができません。こうなってしまうと管理組合の住民にとって必要な情報が得られないといったことにもなりかねません。
管理組合に郵便物が届かない問題
何らかの事情で管理組合に郵便物を送る場合には、建物の「管理組合宛」や管理を委託している「管理会社宛」に送る方法が一般的です。
しかし自主管理の場合にはこうした管理会社はいませんし、管理会社に業務を委託していても、そのコーポラティブハウスが、どの管理会社に管理を委託してかを簡単には判別できません。
また管理組合を代表する「理事長宛」に連絡をしたくても「個人情報保護法」により外部の方が「誰が理事長」かを調べることは簡単ではありません。
情報弱者な「コーポラティブハウス」にならないように
「管理組合宛」に情報発信を試みる相手は「地域の町内会」や「役所」そして管理組合に営業をかけたい「管理会社」や「関連する企業」などです。
もちろんただの営業のチラシで価値がないものもありますが、中には有益な情報が含まれている場合もあります。
したがって「管理組合」の郵便受けを設置して、外部との接点を持つことが重要となります。
管理組合郵便受けがない場合にはどうする?
建物内に「管理組合」の郵便受けがない場合には、後から取り付けると言っても「設置スペースがない」し、「設置費用の問題」もあります。
コーポラティブハウスによっては「理事長」の郵便受けに「管理組合」という表札をマグネットで張り付けて管理組合宛の郵便を受け取っているケースもあります。
まとめ
通常のマンションであれば管理人が常駐していることも多いためこうした窓口がないという問題は起こりにくいでしょう。
しかしコーポラティブハウスの場合には規模が小さいことも多く「管理組合」の郵便受けがないケースも数多く見られます。
前述の通り「理事長」の郵便受けに「管理組合」という表札をマグネットで貼り付けるといった、ちょっとした工夫で外部との接点を持つことができて有意義な情報を入手できる可能性が高まります。