【屋上防水工事】コーポラティブハウスの弱点のひとつ「屋上防水」は大規模修繕工事で強化する

コーポラティブハウスの弱点のひとつ「屋上防水」は大規模修繕工事で強化する 維持/管理
コーポラティブハウスにおける大規模修繕工事の中でも最も重要な工事が「屋上」や「バルコニー」の防水工事です。「屋上」や「バルコニー」の防水工事を定期的に行わないと、雨の多い日本ではこうした部分から部屋内に雨漏りが生じてきます。実際にコーポラティブハウスでは屋上からの雨漏りに悩んでいる建物が数多くあります。コーポラティブハウスの場合には通常の分譲マンションとは違って屋上の形状が複雑なことが多く、そのぶん雨漏りのリスクが高まるからです。今回はこの重要な「屋上」や「バルコニー」の防水工事について考えていきます。

コーポラティブハウスの「屋上防水工事」の種類

コーポラティブハウスの「屋上防水」の種類

コーポラティブハウスの大規模修繕工事で行われる防水の方法には大きく分けて三つの種類があります。

①ウレタン塗膜防水②アスファルト防水③シート防水。この3つの防水工法のうちどの方法を採用するかは、既存の屋上の防水の施工方法によっても変わってきます。

コーポラティブハウスの場合には、屋上の形状が複雑な場合が多いため、比較的施工性の高い①ウレタン塗膜防水を採用することが多いようです。

コーポラティブハウスでの屋上防水工事の周期

屋上防水を行うべき周期は既存の屋上の防水工法によっても大きく変わってきますか、一般的には12年から20年程度とされています。屋上に上がってコンクリートが敷かれている場合には、コンクリート面の「ひび割れ」や「目地のゴムの劣化」などを確認して痛みがひどいようだったら屋上防水をおこなう時期が近づいています。また、コンクリートが敷かれていない露出アスファルト防水の場合には、シートの膨らみや細かなひび割れがあればそろそろ防水塗装の時期が迫っていると判断できます。

屋上防水の立ち上がり端部の処理に注意

前述のとおり屋上防水には複数の工法がありますが、いずれにしても屋上からの雨漏りの原因となりやすいのは防水の「平場の部分」ではなくて、屋上の周囲の「立ち上げ部分」です。通常屋上の周囲にはパラペットと呼ばれる立ち上げ部分がありますが、防水層は平場からこのパラペットに沿って上部までつながっており、この端部の処理をきちんとしておかないと、いくら平場の防水を重ねても雨水の侵入を防ぐことはできません。

まとめ

コーポラティブハウスの場合には残念ながらこうした屋上防水の部分が弱点となっている建物が多くあります。建物の形状の複雑さにより屋上の防水層がきっちりと施工されていないということもありますが、特に防水の立ち上がりの端部の処理がおろそかになっており、例えば水切りのための金具が取り付けられていないこともしばしばあります。

コーポラティブハウスでの大規模修繕工事における防水工事にあたっては、こうした細部についても手を加えることで工事完了後の耐久性を飛躍的に向上させることが可能です。

また防水工法の選定も、複数の業者から提案を受けるなどして、どの工法が自分たちの建物に合っているのかを慎重に検討していく必要があるでしょう。

維持/管理
コーポラティブハウスは、集合住宅の理想的な仕組みですが「中立的な立場」で、詳しく解説している書籍やウェブサイトはほとんどありません。「コーポラティブハウスの教科書」では、一般的な分譲マンションと比較しながらコーポラティブハウスの「メリット」や「デメリット」について解説していきます。
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